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夏告げるレースに211人 “しゃもじ”こぎ6種目―伊東・松川タライ乗り競走

 伊東温泉に夏を告げる第68回「松川タライ乗り競走」(伊東市、市観光協会主催)が2日、中心市街地を流れる伊東大川(松川)で開かれた。市民や観光客、外国人客ら211人が出場し、しゃもじ形のかいを懸命にこいで川を下った。
 
 直径約1メートル、深さ約30センチのタライに乗り込み、約400メートルでタイムを競った。昨年に団体優勝した「なぽちゃんZ」によるおはらいレースを含む6種目で36レースを実施し、約1万5千人の観客が詰めかけた。前日の雨で水流が速く、スタート直後から転覆する人が続出してあちこちで水しぶきが上がった。
 仮装姿の選手が多く、バナナや牛、電車などユニークな衣装が登場した。神奈川県小田原市から家族3人で訪れた会社員小林靖典さん(54)は、星形のかぶり物で現れた。今回が6回目の出場で「優勝を狙ったが、6回目で初めて転覆した。でも水が気持ちいい」と朗らかに話した。
 友好都市のイタリア・リエティ市からの交換留学生も出場した。大学生のアリーチェ・アンブロスイさん(21)は「一度も転覆せずパーフェクト。リエティにはないイベントで楽しめた。伊東の人は優しく過ごしやすい」と話した。
 上位の結果は後日掲載する。

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