伊東市は25日、同市川奈の小室山公園つつじ園のツツジの見頃を宣言した。見どころの一つ「つつじのトンネル」では背丈以上のツツジが咲き誇り、来園者を楽しませている。しかし、小室山リフト乗り場へ続く道路沿いのツツジは例年よりも花つきが悪く、関係者は頭を悩ませている。
つつじのトンネルは人気の撮影スポット。約80メートルの道の両側にベニキリシマが植わり、頭上を覆うように花を咲かせている。来園者は上を見ながら散策し、写真撮影を楽しんでいる。東京都から訪れた夫婦は「立派に咲いてて圧巻された」と話した。市によると、開花は例年よりやや遅かった。
一方で園内でうね状に植わるホンキリシマやヤマツツジは花の咲きがまばらになっている。市によると、株が古くなったことが影響しているとみられる。市担当者は「調査して原因を明らかにし、対策を考えたい」とコメントした。
同園では30日まで「つつじ観賞会」(市、伊東観光協会主催)が開かれている。時間は午前9時~午後4時。