熱海市の新春を彩る「第80回熱海梅園梅まつり」と「第14回あたみ桜糸川桜まつり」(いずれも市観光協会など主催)が6日、開幕した。初日は梅まつり会場の熱海梅園で両まつりのオープニングイベントを実施。熱海芸妓(げいぎ)が舞を披露した他、ミス熱海、東京都大島町のミス大島、ミス椿の女王らが出席し、来園者を歓迎した。市によると、梅園の梅の開花は例年通り、糸川桜まつり会場の糸川遊歩道のあたみ桜は遅めという。
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■早咲き中心に191本開花―熱海梅まつり
熱海梅園には、穏やかな陽気にも恵まれ、午前中から次々と観梅客が訪れた。きれいに咲いている木の前で、記念撮影を楽しむカップルや家族連れの姿が多く見られた。
園内には60種469本が植えられており、早咲きを中心に191本が開花した。大部分は咲き始めだが、正面入り口や香林亭下付近で、見頃の木が増えている。
中島幹雄観光協会長は「ちょうどタイミング良く、多くの梅が開幕を待っていたかのように咲いてくれた。糸川桜まつり会場でも、地元の飲食店などが皆さんを待っているので立ち寄ってほしい」と話した。
梅まつりは3月3日まで。入園料は一般300円、市民、宿泊者100円、中学生以下無料。
■出店やバンド演奏―糸川桜まつり
糸川遊歩道では、一部を歩行者天国とし、初日から出店やバンド演奏を催して観光客を集めた。
出店は新柳橋に並んだ。熱海社交業組合や加盟するサンカフェ、だいだいサワー実行委員会が、ビールや日本酒、だいだいサワー、おでん、チャーハン、フランクフルトなどを販売した。
58本あるあたみ桜は、開花19本、一分咲き3本、未開花36本となっている。女性は「見頃になったらまた来て、梅園の梅と一緒に楽しみたい」と話した。
桜まつりは2月4日まで。期間中毎日、ライトアップを実施する。