伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で、クリスマスの季節に咲くシャコバサボテンが見頃を迎えた。鮮やかに咲いた赤やピンク、白色の花々が来園者の目を引いている。
別名クリスマスカクタスと呼ばれ、南米ブラジルの高地(標高800~1800メートル)に自生する。霧が多く湿度が高い「雲霧林(うんむりん)」と呼ばれる場所で巨木や岩に張り付くように着生し、現地の住民も目にする機会は少ないという。
葉に見える茎が甲殻類のシャコに似ているのが特徴で、花の大きさは直径7センチほど。植物担当の真鍋憲一さんは「ジャングルに生きる姿や雰囲気を楽しんでもらえるよう、観賞エリアの見せ方も工夫した。たくさんの人に花の美しさを感じてもらいたい」とPRする。