伊豆市月ケ瀬の伊豆月ケ瀬梅林で3日、「観光梅狩り」(伊豆月ケ瀬梅組合主催)がスタートした。午前中はあいにくの雨降りだったが、町内外の常連客らが来園し、かっぱ姿で収穫作業に励んだ。
天城連山を一望する広い丘陵地内には南高梅、白加賀など7種類約1200本が植わる。上田祥史組合長によると、今年の実のなり具合や作柄などは例年並みで良好という。
来園者たちは気に入った木を選び、大きな実を見定めながら丁寧に採った。ここ5年は毎年訪れているという横浜市の会社員鍬守直樹さん(56)と妻陽子さん(50)は「ここで収穫した梅を梅酒やハチミツを使った梅干しにするのが毎年この時期の楽しみ。今年も良い実が採れた」と喜んでいた。
梅狩りは実がなくなり次第、終了する。収穫した梅は1キロ当たり450円、同組合が取り置きした梅は1キロ650円。入園料、駐車代は無料。時間は午前8時~午後3時で予約不要。
問い合わせは同組合〈電0558(85)0480〉へ。