西伊豆町仁科の伊豆漁協西伊豆統括支所は今年も、「こいのぼり」ならぬ「イカのぼり」を事業所前に掲げている。約20匹のイカが青空の大海原を元気いっぱいに泳ぐ様子が、観光客らの注目を集めている。
仁科港は、一本釣りによるスルメイカの水揚げが多いことで有名。「いか様丼」などのイカを取り入れたメニューを多く扱う同支所直営の「沖あがり食堂」を約10年前にオープンして以降、毎年掲げている。
赤や青、緑色のイカが風に揺れ、珍しさから写真を撮る観光客も多い。のぼりには、イカ漁をする漁船名などが記されている。
10日ごろまで飾る予定という。同支所は「たくさんの人が興味を抱いてくれて宣伝効果抜群。地域活性化にもつながればうれしい」と話した。