下田市三丁目の了仙寺(松井大英住職)で、アメリカジャスミンの通称で親しまれるニオイバンマツリの花が満開となり、美しい花と芳香が参拝者や観光客を楽しませている。
南米原産のナス科の常緑樹で、花色が青紫から徐々に白に変化する。同寺では境内や参道に約千株が植栽され、毎年5月から6月旬にかけて開花する。松井住職によると、今年は平年に比べて1週間ほど開花が早い。
境内の庭園、参道を埋め尽くすように咲き誇る花は美しく壮観。神奈川県藤沢市から訪れた小泉充さん(73)・綾子さん(70)夫婦は「インパクトがあり、すごくきれい」と笑顔を見せた。
花は20日ごろまで楽しめそう。