熱海市の長浜海浜公園に19日、トヨタとスバルが共同開発したスポーツカー「ハチロク」が60台集結した。ずらりと並んだ精悍(せいかん)な車体が、公園を訪れた家族連れらの注目を集めた。
オーナーが集うサークル「86熱MTG」が毎年5月に開催しているイベントで、今回で10回目。首都圏や中部地方のオーナーが中心に集まり、遠くは香川県からの参加もあったという。参加者はグッズのオークションやコンテストを開き、交流を深めた。
観光で来た川崎市の川口湊翔(みなと)さん(6)は「かっこいい車をたくさん見られて良かった」と笑みを浮かべた。
オークションの収益金は災害の義援金に充てる。同サークルの米田正幸代表は「多賀観光協会の理解と協力に感謝している。今後も熱海でできる限り続けていきたい」と話した。