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援農ツアー始まる 初日は25人がカーネーションの引き抜き体験 河津旅組

 河津温泉旅館組合主催の援農ボランティアツアー「カーネーション引き抜き農業体験」が15日、河津町の農園で始まった。県内外から25人が参加して、引き抜き作業に汗を流し、折り取った花を持ち帰った。
 初日は吉田農園のハウスで実施した。参加者は同組合関係者から作業の手順や注意点を聞き、土産用の花の折り取りから開始した。リピーターも多く、花やつぼみを付けた茎を手際よく折り集めた。続いて根っこから株を引き抜いて畑をきれいにした。
 3回目の参加という沼津市の木村美喜枝さん(61)は「アレンジを習っているので、持ち帰って使いたい。花が好きだからこの企画は楽しく、農家の役に立てるのもうれしい。来年は泊まりがけで参加したい」と話した。
 カーネーションは同町の特産の一つ。生産農家は「母の日」用の出荷を終えると、新苗に植え替え準備に入る。援農ツアーは短期間に多くの人手を要する引き抜きを手伝い、花の持ち帰りが可能。農家、参加者ともにメリットのある企画として2008年に始まり、人気を集めている。
 今年は2農園とかわづカーネーション見本園で21日まで、7日間にわたり実施する。県内外から210人の申し込みがあり、3分の1が宿泊参加という。

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