河津町谷津の国道135号沿いに7日、セネガル料理店「アフリカン★ドリーム」がオープンする。同国出身のンボウ・ラミンさん(46)が母国の代表的な家庭料理を作り、提供する。ンボウさんは「料理を通じてアフリカの生活や文化を伝えていきたい」と話す。
チキンとタマネギを煮込む「ヤッサ」、ピーナッツソースのシチュー「マフェ」といった白米と一緒に食べる料理の他、定番のおやつで沖縄のサーターアンダギーに似た菓子「ベニエ」などをメニューに用意した。
ンボウさんは国際協力機構(JICA)海外協力隊としてセネガルで活動していた由紀子さん(48)と結婚し、2003年に来日した。タレント活動もしていたがコロナ禍を機に20年、東伊豆町奈良本に移住した。
子どもの頃から料理が好きで、来日後も友人知人らに振る舞い、好評を得ていたという。伊豆で暮らすようになり、自分の店を開くことを視野に国道沿いの物件を探した。働いていたベトナム料理店が閉店したため、その空き物件での開業を決めた。
アフリカの雑貨の販売も予定する。ンボウさんは「仲間を募って海岸をきれいにする活動もできればと思う」と海辺の店で“夢”を広げる。
営業時間は午前11時~午後8時。水曜日定休。問い合わせはアフリカン★ドリーム〈電0558(36)4201〉へ。