伊東市川奈の川奈ステンドグラス美術館(伊豆高原ミッシェルガーデンコート)は7月、全国初の「泊まれるミュージアムホテル」を開業する。温泉リゾート地の貸別荘感覚で、歴史ロマンを感じる18、19世紀の多彩なステンドグラス、アンティーク調家具に触れながら滞在できるのが売りだ。1日1組限定。
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2006年開業の同美術館は、1800年代の欧州の教会などから集めた約300のステンドグラスを展示する。古城がテーマの英国式石造建築で、ショップやレストラン&カフェ、結婚式場などを併設。貴族が特別なゲストを招くマナーハウス仕様となっている。
来館者に宿泊を希望する声が多かったことから、地下1階のレストランを「ヴィラ ミッシェル」として一新した。室内は美術館の雰囲気をそのままに、扉を開けた先には広大な海と空を望むウッドデッキを備える。宿泊者限定の専用プールやジャグジー、足湯もある。
松永由香支配人は「ホテルは『お城みたい』と好評いただいている美術館の雰囲気を、全面に生かした。プレオープンで利用した人からは『ぜいたくな空間に貸し切りで滞在でき、非日常感を味わえた』といった感想も寄せられた」と語る。
1泊(1~4人)11万円~。利用詳細は同美術館ホームページに掲載。