松崎町から伊豆市修善寺に至る69・1キロの山道を駆け抜けるトレイルランニング「伊豆トレイルジャーニー2023」(実行委員会主催)が10日、松崎新港をスタート地に開かれた。伊豆半島の雄大な自然の中で脚力を競い、男子は滋賀県の西村広和さん、女子はハンガリーのエスター・チラーグさんがそれぞれ優勝した。
伊豆半島の2市3町(伊豆、沼津、河津、西伊豆、松崎)にまたがるトレイルコースで、全国各地から約1600人が参加した。
選手たちは午前6時に松崎新港を出発し、宝蔵院や仁科峠、戸田峠などを経由して、ゴールの修善寺総合会館を目指した。スタート地点から松崎町方向に向かう沿道には多くの観覧者が集まり、選手らにエールを送った。
実行委によると今年は例年よりも気温が高く、日差しも強い暑いレースになり、脱水などもあったという。完走率は男子が85・1%、女子が84%で、平均値は去年より3%下がった。
28・9キロの無補給レース「アラウンド・アローン」には仁科峠をスタートに約250人が参加した。