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過去最多2507人エントリー 4年ぶりキンメマラソン―東伊豆町稲取

 「伊豆稲取キンメマラソン」(実行委員会主催)が11日、コロナ禍を経て4年ぶりに東伊豆町稲取で開かれた。ハーフ、10キロ、3キロ(エンジョイラン)の3部門に県内外から過去最多の2507人がエントリーし、思い思いのペースで起伏に富んだコースに挑んだ。
 
 ハーフと10キロは海抜約250メートルのクロスカントリーコース、3キロは文化公園がスタート、ゴールはいずれも海辺の町役場前で、特にハーフは起伏が激しい「げんなり坂」や「げげっげんなり坂」を含む。開会式で大会アンバサダーを務めるタレントのLiLiCo(リリコ)さんが「世界一楽しい地獄」とコースの過酷さをユーモアを交えて紹介して盛り上げた。
  リリコさんの合図でハーフからスタートし、約1500人が挑んだ。仮装表彰もあり、キンメダイやアニメのキャラクターなど趣向を凝らした衣装で走る人も見られた。開通したばかりの農道「仮称・横ケ坂(よかさか)油久保線」の“走り初め”も楽しんだ。給水所ではニューサマーオレンジのゼリーやまんじゅうなど、ゴール後にはキンメダイのみそ汁の振る舞いを受けた。
  仲間とアニメのキャラクターの仮装で走った静岡市の60代女性は「沿道の皆さんや一緒に走っている人たちも声を掛けてくれて、楽しく走れた」と声を弾ませた。
  有志が町おこしを狙いに2016年に始めた大会で、今回は山形、宮城、沖縄県からもエントリーがあった。実行委員長の西塚良恵さんは「皆さんが待っていてくれたことが原動力になった」と話した。

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