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    新年号特集

ワニも大掃除 熱川バナナワニ園―東伊豆

 東伊豆町の熱川バナナワニ園で26日、年末の風物詩「ワニ池大掃除」が繰り広げられた。スタッフが分園の放流池の掃除と合わせ、ワニの背中の汚れをブラシでこすって落とし、新年を迎える準備を整えた。
 放流池では体長2~3メートルのミシシッピーワニ、クチヒロカイマン、シャムワニ、ナイルワニの4種類12頭を飼育する。定期的に掃除はするが、大がかりな作業は年末のみ。飼育員らスタッフ約10人が作業に当たった。
 水を抜いた池の中で、ワニの背にホースで水をかけながらブラシでゴシゴシとこすった。目や口の周辺はやさしくブラッシングし、皮膚に傷がないかもチェックした。
 同園によると、猛暑の影響か例年以上に池の底などにコケが付いたという。飼育担当の菅原浩樹さん(30)は「安全に配慮しながらできるだけきれいになるようにブラシをかけた。ワニは、来年の干支(えと)の辰(たつ=龍)の原型と言われる。ワニを見に来て、魅力に気づいてもらえるとうれしい」と話した。
 放流池の大掃除は、分園が開園した1971年から続く年末の恒例行事。

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