東伊豆町稲取の宿泊施設に２日、カピバラと一緒に泊まれる部屋「アニマルヴィラ」が誕生する。伊豆バイオパーク（宮崎靖志社長）が「伊豆稲取スポーツヴィラ」の一部施設を改修して設けた。リニューアルオープンに合わせて施設名を「伊豆リゾートヴィラ」に変更、「カピバラと触れ合える新感覚の宿」としてアピールする。
　テニスコテージ１０棟３０室のうち１棟３部屋を改修し、部屋に面したテニスコートをカピバラの生活の場に変えた。生息地に近づくように砂を敷き詰め、池を設けた。
　伊豆アニマルキングダムで暮らすカピバラ約３０匹のうち２０匹が群れで“転居”し、自由に過ごす。宿泊者は窓越しに観察したり、テラスで触れ合ったりできる。
　宮崎社長は「動物好きのお客さまに新しい宿泊体験を提供したいと考えた。カピバラと過ごせる部屋はその第一歩で、今後も施設を発展させていく」と話した。
　アニマルヴィラは１室２～６人で利用できる。リニューアルオープン記念のモニタープラン（素泊まり）を１１月末まで提供する。料金は４人以上の場合１人１万８千円から。問い合わせは伊豆リゾートヴィラ〈電０５５７（９５）３９３５〉へ。