伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で、キタコアリクイの赤ちゃんが生まれた。飼育員が授乳をサポートする「介添え保育」ですくすくと成長し、愛らしい姿が来園者の目を引いている。
7月下旬に「シャボテン温室」内の展示場で生まれた雌で、朝夕に授乳を実施中。タイミングが合えば、飼育員からミルクをもらう姿を園内で見られる。
生まれたときに約340グラムだった体重は、1カ月で2倍以上に増えた。性格はマイペースで、母親「ギアナ」の背中にぴったりとしがみつく姿も観察できる。
飼育担当の林優樹さん(26)は「国内の動物園でキタコアリクイを飼育する所は少ない。赤ちゃんを間近で見られるのは貴重だと思う」とアピールする。