富士急グループは22日、熱海市初島の複合リゾート施設「PICA初島」などで夏季イベント「初島レモン祭り2023SUMMER」をスタートした。熱海高との共同プロジェクトで生まれたレモンメニューや青空に映える黄色いフォトスポットが登場。熱海をレモン栽培国内発祥の地として広めるとともに、初島を盛り上げる。
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同校が進める「レモンの木プロジェクト」に、地域共創プロジェクトとして参画し、メニューとフォトスポットの一部を生徒と考案した。
メニューは同施設内のテラスレストラン「ENAK(エナ)」で提供。竹炭のバンズにレモンタルタルソース、アジの竜田揚げなどを挟んだ「初島バーガー」をはじめ、「ハチミツレモンパフェ」「サラダチキンレモン麺」などが楽しめる。
フォトスポットは、市や初島区の協力を得て島内3カ所に設置した。レトロな「きいろいポスト」や大きなヤシの木が特徴の「空と海のブランコ」の“初島レモンバージョン”などがある。9月には巨大な2種類が登場する予定という。
初日は生徒ら関係者を招いて、初島港でオープニングセレモニーを開き、フォトスポットの一つ「初島駅の看板」を除幕した。同校エイサー部が演舞も披露した。
PICA初島を運営する富士急グループのピカの柴田泰社長は「初島の活性化に向けて、皆さんの協力をもらいながら進めていきたい」とあいさつ。ビジネス観光類型3年の菊入聖(ひじり)さんは「自分たちが考えたものが形になってうれしい」と喜んだ。
29、30日は壁面アートイベントを実施する。