熱海市観光協会は13日、同市の夏の一大イベント「熱海こがし祭り第54回山車コンクール」を開催すると発表した。おはやしの伝承など未来への継承を考慮し、代表者会議で決定した。コロナ禍により中止を余儀なくされてきたが、3年ぶりに再開する。
代表者会議は11日に来宮神社で開き、市、同神社、祭典委員会、令和志會(れいわこころかい)、熱海署、同協会が出席した。子どもたちの太鼓など伝統継承や、コロナによる〝我慢の生活〟からひとときでも解放され、祭りの楽しさや醍醐味(だいごみ)を再認識してほしいと、開催を決めた。
マスク着用など感染予防対策を講じる。参加の可否は各町内会が判断する。神輿(みこし)は大勢の人が密集し、感染予防対策が困難なため中止とした。
山車コンクールは、来宮神社例大祭に合わせて毎年7月15、16日に開催している。例大祭(14~16日)は、規模を縮小して実施する予定という。