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関係人口拡大目指し自治体ファンクラブ「うちっち」設立―東伊豆町

 東伊豆町はこのほど、町に多様に関わる関係人口の拡大を狙いに自治体ファンクラブ「うちっち」を立ち上げた。同町のファンがつながり、町と継続的に関わるためのコミュニティーで、担当職員は「ファンクラブを通じてさまざまなつながりが生まれ、町外に住む人たちにとってこの町が第二のふるさとになるとうれしい」と話す。
 関係人口増加策を探る中で、町職員と地域おこし協力隊が岐阜県飛騨市などの先進事例に学び企画した。
 入会金、年会費不要で、入会時に3枚つづりの「うちっちクーポン」を進呈する。再訪を促す狙いで利用期限が1カ月以内、1カ月~半年、半年~1年と異なるクーポンをセットにした。町内70の店舗・施設で1500円以上の買い物、飲食などに利用できる。
 希望者にはオリジナル名刺を作る。会員から名刺をもらった人が同町を訪れて会員登録をすると粗品を贈る。名刺を配り町をPRした会員にも特典がある。ふるさと納税のお得情報を提供する他、交流サイト(SNS)での住民との交流、会報発行、町外でのファンクラブイベントも計画している。
 1年間で会員300人を目標に掲げて年明けに募集を始め、これまでに首都圏を中心に20~70代の86人が登録した。50代の登録が最も多く、職員は「旅行で来てファンクラブを知り、入会してくれた人もいる」と説明する。引き続きSNSなどでPRに力を入れる。
 問い合わせは町企画調整課〈電0557(95)6202〉へ。

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