• 特集
    新年号特集

バス、案内所に宿泊 11月17日 1組限定の施設開業─東海自動車

 東海自動車(本社・伊東市、三宅裕司社長)は11月17日、「バスと過ごす」をコンセプトにした1日1組限定の宿泊施設「ばすてい」を西伊豆町に開業する。昨年3月に閉鎖した築73年の「宇久須案内所」と、路線バスとして活躍した中型バス車両を改装し、宿泊できるようにした。
 待合室だった場所は、飲食可能なダイニングルームにした。内装の見た目をほとんど変えずに補修し、バスの待ち時間に腰かけていた木製ベンチや自由に手に取れる本棚を復元した。案内所のカウンター、事務室だった場所は調理器具を備え付けたキッチンになった。事前予約すると、地域の民宿や漁協の協力により海の幸を盛り込んだ食材を用意する。
 バスはかつて伊豆半島各地を走っていたレトロカラーに塗装した。座席を向かい合わせたボックス席やベッドを設けた他、運転席に座ってのハンドル操作なども楽しめる。
 施設名はコンセプトの「バスと過ごす(ステイ)」から「バス」「ステイ」を組み合わせ、「バス停」にもかけて名付けた。建物の延べ床面積は約72平方メートル、宿泊定員は5人(建物2人、バス3人)。宿泊料金は時季により異なり、1棟は1泊税込み3万4千円から。
 宿泊予約からチェックイン、チェックアウトの手続きは、インターネットで完結する。予約は11月10日正午から、東海バスのホームページで受け付ける。問い合わせは東海自動車〈電0557(36)1111〉へ。

      社会

      最新記事

      伊豆新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      ニュースカレンダー

      お知らせ