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知半庵で落語と三味線のコラボイベント 27、28日 演者2人が先日、現地で打ち合わせ―伊豆の国

 伊豆の国市吉田の国登録有形文化財「旧菅沼家住宅・知半庵(ちはんあん)」で27、28日、落語と三味線の共演を楽しむアートプロジェクト「粋な五月」(伊豆日日新聞など後援)が開かれる。演者2人が先日、知半庵でリハーサルを兼ねた事前の打ち合わせを行った。
 出演は東京大出身の初の落語家春風亭昇吉さんと、米国出身の三味線奏者コリーン・C・シュムコーさん。2人で怪談「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」を演じる。昇吉さんの噺(はなし)に、シュムコーさんが三味線や笛で効果音を乗せる。昇吉さんの小噺(こばなし)、シュムコーさんのオリジナル曲演奏も披露される。
 打ち合わせでは、牡丹灯籠のさまざまな場面について昇吉さんが解説し、どのような効果音がいいのか2人で意見を交わした。場面ごとに分けて演じる昇吉さんに合わせ、シュムコーさんが演奏した。
 昇吉さんは「演奏が加わることで色が付き、立体感が出てくる。聞いている人たちもよりイメージを膨らませられると思う」と話す。知半庵という場にも魅力を感じているという。知半庵を管理しプロジェクトをコーディネートする、あわやのぶこさんは「この家の持つ力に期待したい。気が上がるはず」と願いを語った。
 開演は27日が午後6時半、28日が午後1時半。入場料は前売り3300円、当日3500円。詳しくは知半庵アートプロジェクトのホームページを参照する。

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