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梅雨の晴れ間に天日干し テングサ漁解禁―西伊豆

 国内有数のテングサの産地として知られる西伊豆町でテングサ漁が解禁され、好天の13日は、仁科地区の海岸で漁師たちが集めたテングサを天日干しにした。
 同地区は7日の解禁以降、雨や高波などで1度しかテングサ漁の船が出ていない。13日も波が高く、漁師らは海岸に打ち寄せられたテングサを集め、じゅうたんのように並べた。
 地元の漁師たちによると、台風や雨でテングサが波にさらわれて、潜ってもあまり取れないという。伊豆漁協仁科支所は「水温の上昇や黒潮の蛇行などの影響で、今年も生育状況は良くない」と話す。
 同町の藤池作男さん(71)は「毎年テングサを取りに来ている。昔は、孫によくところてんを作ってあげた。年々、取れる量が減っているが、これからも続けたい」と話した。

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