耕作放棄地がハーブ畑に 住民ら体験楽しむ―伊豆の国・金谷

 伊豆の国市金谷地区の耕作放棄地を活用してハーブを育てている農地所有適格法人・日本豊受(とようけ)自然農(本社・函南町平井、由井寅子社長)は18日、現地で再生記念イベントを開いた。地元住民や一般募集に応じた人ら約100人が参加し、ハーブの摘み取りや加工を体験した。
 
 無農薬・無化学肥料の自然型農業に取り組む同法人は2008年、函南町で野菜やハーブの栽培を開始した。オーガニック加工品の開発・製造にも取り組む。商品は直営ショップやオンラインで販売し、東京都内の自社レストランで提供している。需要の高まりを受けて農地を広げ、金谷地区でも4年ほど前、耕作放棄地の再生に着手した。同地区では現在、約14ヘクタールの農地で米や野菜、ハーブを育てている。
  ハーブ畑に転用したのは、稲作や畑作に向かない土地約3ヘクタール。そこに、米国先住民の間で健康維持に使われてきたハーブの一種「エキネシア」を植えた。ハーブは大きく育ち、高さ3メートルのヨシが生い茂っていた荒れ地が花畑に姿を変えた。 イベントに参加した地元の人からは「田んぼが復活してうれしい」「きれいなハーブ畑ができてよかった」「ずっと続いていくことを期待している」などの声が聞かれた。
  由井社長は「最初見た時は、本当に開墾できるのか不安だったが、社員の頑張りでここまでできた。土づくりから取り組んだ成果。これからも地域と力を合わせて、耕作放棄地の再生を進めていきたい」と話した。同法人は、ハーブ畑を観光資源に育てていくことも計画している。

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