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名作「伊豆の踊子」体験 11月に下田図書館 登場宿で朗読など

 下田市立図書館は11月4日、「体験型ブック『伊豆の踊子』下田編」を開催する。川端康成の名作「伊豆の踊子」の朗読を楽しみ、物語の舞台となった地を巡るイベント。参加者を募集している。
 
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 県の「東アジア文化都市2023」の連携事業で「秋の読書週間」(10月27日~11月9日)の一環行事。「『このまちの輝きを』体験してみよう!」と銘打ち、▽物語の舞台となった下田▽スペイン風邪流行下の物語とコロナ禍を経験した現在▽物語で踊子ら旅芸人一座と学生が旅した11月上旬―をキーワードに、下田の魅力を体験する。
 イベントは2部構成。午前10時~正午の第1部では芸人一座が宿泊した宿「甲州屋」(一丁目)で地元の読み聞かせボランティア「鮎(あゆ)の詩」会員による作品の朗読と解説を楽しむ。午後1時半~3時の第2部では甲州屋、学生が投宿した宿「山田屋旅館」跡、下田活動写真館「湊座」跡、大横町通り、波止場など、物語に登場する地を巡り歩く。参加無料で昼食は各自。対象は市内の中学生以上で定員20人。雨天時は11日に延期。
 同図書館の担当者は「物語では『下田の港は、伊豆相模の温泉場などを流して歩く旅芸人が、旅の空での故郷として懐かしがるような空気の漂った町なのである』とある。イベントを通してそんな下田の魅力を感じてほしい」と話した。
 申し込み、問い合わせは同図書館〈電0558(22)0352〉へ。

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