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三島〝オールスター〟のお膳販売 三島市の呉竹

 三島市本町の割烹呉竹(後藤好成社長)はさまざまな三島名物を味わえるメニュー「三島ほんちょび膳」を開発し、4月下旬から販売を始める。メニュー作りに取り組んだ若女将(おかみ)の平野輝美さんは「観光客に三島をPRし、地域住民にも地場産品の良さを知ってもらいたい」と話す。
 みしまコロッケ味のせんべい「三島のおせん」を開発した大通り商店街の千歳屋、山田園、ミシマトイスの「COTETO」(コテト)が三島のおせんに続く三島名物をつくろうと考え、呉竹に提案。平野さんが中心となってメニューを考案し、複数回の試作を重ね完成した。
 お膳の名前は「三島名物をほんのちょびっとずついいとこ取り」という意味で、箱根西麓三島野菜、名物のウナギ、みしまコロッケなどが楽しめる6品を盛り込んだ。みしまコロッケ、う巻き、箱根山麓豚の肉豆腐は固定で、小鉢と天ぷら、刺し身は季節や時期などによって変わる。
 食事だけでなく、酒のつまみとしてもぴったりで、平野さんは「どれだけ三島の食材を使うかにこだわった。地元の食材は本当にいい物ばかりなので多くの人に知ってほしい」と思いを語った。
 COTETO代表の樋口純一さん(千歳屋)は「良いメニューなので、ぜひ商店街に多くの人に来てもらい『三島』を味わってほしい」と語った。
 販売開始は20日ごろを予定している。価格は税込み1980円。ごはん、みそ汁、漬物のセットはプラス400円。問い合わせは呉竹〈電055(975)3210〉へ。

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