• 特集
    新年号特集

伊東の海で1万発 按針祭花火盛大に

 伊東市最大のイベント「第77回按針祭」はメインの10日、渚町の按針メモリアルパークで記念碑献花、市観光会館で徳川宗家第19代当主を招いた式典トークショーを開き、日本初の洋式帆船を伊東の地で建造した英国人ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)の偉業をたたえた。夜は伊東海岸一帯で海の花火大会を盛大に催し、多くの市民や観光客が夏の夜空を彩る華やかなショーを楽しんだ。
 按針祭最大の見せ場となる海の花火大会は新井、松原両堤防となぎさ公園、離岸堤など海上5カ所から約1万発を打ち上げた。午後8時のオープニングから約1時間にわたりスターマイン、クライマックスの大空中ナイアガラまで迫力の花火ショーを繰り広げた。
  最後は15号玉の祝砲サン・ブエナ・ベンツーラ号(幸せを運ぶ船)で締めくくり、集まった観衆を魅了した。

■英国大使らが献花 メモリアルパークで按針を顕彰
 渚町の按針メモリアルパークでは、記念碑前で顕彰セレモニーが開かれた。英国をはじめオランダ、メキシコの大使や代理人、イスマイリ州が友好交流都市のアゼルバイジャンと外務省などから関係者が参列し、献花した。
  モニュメントの前に献花台を設け、子どもたちが各国の国旗を掲揚した。出席の来賓らが肩を並べて按針像に向かい、一輪ずつカーネーションをささげた。
  献花後、ジュリア・ロングボトム英国大使は「400年以上にわたる日英関係、外交貿易の礎を築いた功績の大きさを改めて感じる。この先未来に向かって、目の前に美しく雄大な海を望む伊東をはじめとする日本と、英国の関係が良好な形で続くことを期待している」と語った。

      8月11日の記事

      最新記事

      伊豆新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      ニュースカレンダー

      お知らせ