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“不沈艦”ハンセンさん G馬場さんとの絆語る―伊豆

 元プロレスラーのスタン・ハンセンさん(74)=米国=が10日、伊豆市の修善寺生きいきプラザで開かれたトークイベント(伊豆半島でレジェンドに学ぶ会主催)に出演した。盟友の故ジャイアント馬場さん(1938~99年)や、自身の人生、家族などについて迫力ある声で語り、ファンらを喜ばせた。
 
 馬場さんのドキュメンタリー絵本「うえをむいてあるこう」の出版を記念した催し。トーク前半は、絵本を出版した「303BOOKS」(千葉市)社長の常松心平さんが司会を務めた。ハンセンさんは、馬場さんについて「自分にチャンスをくれたが契約書などは一切なく、握手だけの約束でそれが30年も続いた」と述べ、強い絆があったことを強調。“不沈艦”と呼ばれたハンセンさんが激闘で悩まされたという馬場さんのチョップに関しては「手がコンクリートのように硬く、誰よりも痛かった」と話し、聴衆を盛り上げた。
 後半では、一昨年に柏久保のギャラリースペースCotori(ことり)で馬場さんの写真展を開き、絵本制作に尽力しためいの緒方理咲子さんが進行役を担当した。ハンセンさんは妻ユミさん、長男シェーバーさんらを交え家庭人としての話を展開。「世界一の夫を目指して、やってきた」と長年連れ添った妻への深い愛情も披露した。決めポーズと叫び声の「テキサスロングホーン」も披露し、会場を沸かせた。

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