東伊豆町稲取の東伊豆クロスカントリーコースで１８日、野外音楽フェス「レインボー・ディスコ・クラブ２０２５」（ユナイテッドワークス主催）が開幕した。２０日までの３日間、エレクトロニック・ミュージック（電子音楽）などの国内外のアーティストが出演、延べ１万人の来場を見込む。
　出演者には９年ぶりの登場となる英国のレジェンドＤＪ、ジャイルス・ピーターソンをはじめ１９組が名を連ねた。初日、来場者は特設のピラミッド型ステージの前で踊ったり、木陰やハンモックでのんびりとくつろいだりしながら演奏を楽しんだ。
　地元の５事業者を含む飲食の出店や遊具を用意したキッズエリアも人気を集めた。
　夜間は会場を町立体育センターに移し、照明やビジュアルアート（視覚芸術）で会場を演出した。
　同コース内にテントを張って３日間を過ごす来場者も多く、家族や仲間と道具を運び、テントを設営する姿も見られた。関西から毎年、訪れているという３０代男性は「ロケーションが最高。音楽とお酒と自然を楽しみたい。温泉にも入りたい」と声を弾ませた。
　都市型の音楽フェスとして２０１０年に東京で始まり、１５年に会場を東伊豆町に移し、大型連休に合わせて開催してきた。宿泊施設などの混雑を避けて昨年から日程を前倒ししている。スタッフによると米国、英国に加え、近年はアジア圏からの来場者が増えているという。当日券があり、チケットサイト「ＺＡＩＫＯ」で販売している。