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函南町の新名物へ 「とまぴよチキンカレー」試作品完成

 函南町観光協会が開発を進める、「函南トマト」を使った新たな土産品「とまぴよチキンカレー」の試作品が完成した。試食会が20日、同町塚本の道の駅・伊豆ゲートウェイ函南で開かれ、レシピを考案した田方農業高の生徒が約100杯を提供し、多くの来場者でにぎわった。レシピ作りの中心を担った2年の大川心桜(みお)さんは「多くの人に食べてもらえてうれしい」と喜んだ。
 同校食品科学部の生徒23人は昨年末から試作を重ね、トマトの風味を生かせるバターチキンカレーに絞りこんだ。水を使わずにトマトの果汁だけで調理し、甘みや酸味を凝縮。丹那牛乳のバターや生クリームを加え、こくのある味わいに仕上げた。バターや生クリームの量の微調整に苦労したという。
 試作品はわずか10分でなくなるほどの盛況ぶりだった。来場者からは「トマトの風味がしっかりしていておいしい」「町の特産品の味が組み合わさっておいしさ倍増」などと好評だった。
 町観光協会は、函南トマトの魅力を広く発信しようと、地域の子どもと商品を開発してきた。本年度、小中学生を対象にアイデアを募集。293点の応募の中から村松優珠さん(函南東中1年)の「とまぴよチキンカレー」が選ばれた。レシピは同部に依頼した。
 同協会は今後、レトルトカレーとしての商品化を目指す。担当者は「子どもたちが『自分たちが考えたものが町の名物になった』と実感し、誇りを持てるような商品にしたい」と語った。

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