「夕陽日本一宣言」を掲げる西伊豆町の大田子は、夕日のベストシーズンに入った。大田子海岸夕陽展望所は夕日が見ごろとなる9月、3月に開放し、夕陽ボランティアの会(山本一磨会長)が常駐して利用者らに写真撮影の指導や甘茶のサービスなどをしている。
同会は田子写真同好会が中心となって結成し、現在は町内の写真愛好家6人で活動している。宿泊客へお薦めの夕日ポイントを紹介するなど夕日のアピール活動に取り組む。会員は「夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の受賞、入賞者も多い実力者ぞろいで、佐野重長さん(77)は本年度のふるさと部門でグランプリを受賞した。
6日の夕空は重たい雲に覆われていたが、日の入り時刻が近づくと海面がオレンジ色に染まりだし、雲の切れ間から太陽が姿を見せた。
展望所に集まった観光客や同会員は、夕日が見え始めると大田子海岸に降りて撮影を楽しんだ。
佐野さんは「西伊豆の夕日は、至る所にあるいろんな形の岩と一緒に撮影すると楽しい。ベストショットを目指して、足を運んでほしい」と呼びかける。