伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で、インドクジャクとフタユビナマケモノの赤ちゃんが生まれた。かわいらしい姿に、来園者の人気が集まっている。
インドクジャクは6月上旬―中旬に、約20羽の赤ちゃんが卵からかえった。放し飼いにされているため、日中は母親の後ろにぴったりついて園内を歩き回る。
日差しの強い日などは草地に身を潜め、母親と一緒に餌を探していることが多い。子育てが上手な母親も多く、食べられる虫を見つけると「グーグー」と喉を鳴らして赤ちゃんに教える。
6月2日に生まれたフタユビナマケモノの赤ちゃんは体長約30センチで体重は約990グラム。雌雄は不明。
飼育員が母親の授乳をサポートする「介添え哺育」をしており、順調に成長している。飼育担当の竹田正裕さんは「餌に反応する様子もあり、自我が芽生え始めてきたのではないか」と推測する。
竹田さんは「1日十数時間を母親と共に寝て過ごしているが、朝夕の餌の時間は顔を見られるチャンス。かわいい姿を見に来てほしい」とPRする。