熱海市福道町のJR来宮駅前に、熱海駅の「サブターミナル機能」を持たせた大規模な整備計画構想が浮上している。熱海観光局(DMO)が新たに取りまとめる「熱海中央エリア観光賑(にぎ)わい創出基本構想」で素案を示し、7月にも市へ提言する見通しだ。
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構想案では、来宮駅の現ロータリー(約3500平方メートル)を眼前の市有地=現タイムズ駐車場など=まで一気に拡張し、3階建ての大型交流拠点を整備する。1階を一般向け「駐車場」、2階を大型貸し切りバスなどが往来できる「ロータリー」、3階を「展望台」とし、中央部が吹き抜けになった円形型の屋根付きスタジアム構造といった“イメージ案”も示されている。
DMOによると、既存主要ターミナルである熱海駅を中心に、市ではオーバーツーリズム対策が課題となっている。観光「玄関口」としての熱海駅の機能を再定義し、小回りのきく「シャトル便」などの活用により来宮駅にも多くの人が流れやすい環境が整えば、混雑緩和と分散化により、新たなにぎわいが生まれる。熱海を訪れる観光客らにとっては、海岸線や起雲閣などへ足を延ばす、新たな観光アクセスルートの中核的拠点にもなりうる。
来宮駅前は来宮神社といった人気観光スポットにも近く、立地的ポテンシャルも高い。DMOは国補助金を活用し、年度内に熱海―来宮駅間でシャトル便の実証実験・検証を計画するなどし、将来的なサブターミナル化の素地を固める方針だ。
