日本一のアジサイの群生地として知られる下田市三丁目の下田公園で1日、「第55回あじさい祭」(実行委員会主催)が開幕した。初日はオープニング式典を行い、関係者が祭典の盛況を願った。開花状況は全体で三分咲き、見頃は今月中旬ごろ。祭は30日まで。
園内には約100種、15万株が植わり、ピーク時には約300万輪が咲き誇る。来園した観光客らは赤や青、紫色のアジサイと一緒に市街地や下田港を望んだり、写真を撮ったりして満喫している。
式典で渡辺一彦・下田市観光協会長は「素晴らしい天気に恵まれた。下田の豊かな自然や歴史、日常の中にある本物を存分に感じてほしい」と呼びかけた。高瀬雄司・実行委員長は「SNS(交流サイト)などで若い人やインバウンド(訪日客)が増えテナントも増加する中、満足して喜んで帰ってほしい」と話した。この後、来賓を交えたテープカットで開幕を祝った。横浜市から妻と来た自営業松野健二さん(73)は「いろいろ多くの種類のアジサイを初めて見ることができ良かった」と喜んだ。
期間中は観光・宿泊施設を巡り、賞品が当たるスタンプラリーを実施。公園内の開国広場では毎日、地場産品販売や飲食の店、休憩所が開設される。開国広場入り口では「下田あじさい川柳」を募集する他、下田太鼓伝統保存会による演奏披露もある。夜間は了仙寺境内とペリーロードの一部で竹明かりの演出「あじさいロード」を開設する。
問い合わせは市観光協会〈電0558(22)1531〉へ。
