熱海市のMOA美術館が館内「ムアスクエア」エリアに整備してきた「海の見える庭」の第1期工事が完了し、29日にグランドオープンした。オープニングセレモニーを催し、地元出身の力士熱海富士関も出席し、新たな観光・文化スポットの完成を祝った。
同庭園は英国出身のランドスケープ・デザイナー、ポール・スミザーさんが監修。相模灘を望む高台に、熱海の自然景観と人工の美が調和する空間として整備。芝生だった場所に100種類以上の花を植え、四季を通じて花が楽しめる。農薬や化成肥料を使わないナチュラルガーデンとして整備した。現在、ムアスクエアエリア下の桜エリアに遊歩道を整備していて、本年度中に完成予定。
セレモニーには斉藤栄市長、スミザーさんらが出席。内田篤呉館長は「当館の創立者岡田茂吉のこの熱海に自然と人工の美が融和した理想郷、芸術郷をつくり、ひいては世界的な名所にしたいという願いの下、その一環として整備した。世界の名所になるようにしていきたい」と語った。
斉藤市長は「ここで過ごす時間そのものが人々の心を豊かにし、熱海での思い出をより深いものにしてくれると大いに期待する」とあいさつした。
その後、記念植樹を行い、出席者が庭園を自由に見学した。熱海富士関は「熱海で育ってきて、海や山など自然が好き」と語り、熱海の自然が楽しめる新たな名所誕生に「多くの人が熱海に足を運んでくれたらうれしい」と期待した。
同庭園は来館者が自由に散策できる。
