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「あの世」の世界観体験 「伊豆極楽苑」開園40周年―伊豆

 「地獄と極楽」をテーマにした全国的にも珍しい伊豆市の観光施設「伊豆極楽苑」が5日、開園40周年を迎える。1986年の開園以来、仏教書「往生要集」を基にした「あの世」の世界観を体験できる施設として親しまれてきた。
 
 施設は館長の青鬼丸さん、妻の華扇さん、長男の彰洋さんの家族3人で経営。館内の装飾やジオラマも家族自ら手がけ、手作りならではの独特な演出で来館者を引き込む。
 館内は大小約300体の人形を用いたジオラマで構成。八大地獄やさんずの川、閻魔(えんま)大王の裁きなどを臨場感豊かに再現し、1階で死後の世界の解説を受けた後、2階で地獄めぐりを体験、最後に極楽浄土へと至る流れとなっている。
 開園当初は隣接するドライブインとともに観光バスでにぎわったが、バブル崩壊後は来館者が減少。近年は動画サイトや雑誌、テレビ番組での紹介をきっかけに再び注目を集め、来館者数は回復傾向にある。昨年同時期と比べると約2倍に増えているという。
 子どもの頃に訪れた人が家族を連れて再訪するケースや、年に複数回足を運ぶリピーターも多いという。華扇さんは「まさか地獄に嫁ぐとは思わなかったが、40年はあっという間だった。地元の人にも気軽に来てもらえたら」と話した。
 40周年を記念し、地獄をテーマにした絵本約30冊を展示。5日には先着約70人に無間地獄の鬼を描いた版画入り木札を配布する。開館は午前10時~午後4時。水、木曜休館(大型連休期間は無休)。入館料は大人800円、中高生500円、小学生400円、幼児無料。

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