早春の伊豆半島を彩る一大イベント、河津町の「第36回河津桜まつり」(実行委員会主催)が7日、開幕した。冷たい雨の降る中、関係者が並木のある河津川沿いの笹原公園でセレモニーを催し、まつりの盛況と安全を願った。場所によってばらつきがあるものの河口付近など一部で開花が進んでいて、2月中旬から下旬にかけて見頃となる見込み。まつりは3月8日まで。
セレモニーで実行委員長の関圭宏・町観光協会長が「河津桜はもとより、町の魅力、町民の温かさや人柄を感じてもらい、この桜を通じて人と人の縁が広がり、深まることを祈る」、大川良樹町長は「河津桜は全国に広がり、地域振興の一翼を担っている。河津桜サミットを開き、ブランド力向上に努めたい」とあいさつした。
町内の湯ケ野温泉が舞台となる川端康成の小説『伊豆の踊子』の発表から100年を記念して河津中の山田鈴華さん(1年)が「踊子」、鈴木誉士人さん(2年)が「学生」に扮(ふん)して開幕を宣言し、大川町長、関会長らがテープカットで祝った。
地元のチアダンスチーム「GO KAWAZU(ゴー・カワヅ)」のメンバー12人と、園児・児童9人がパフォーマンスを繰り広げて開幕を盛り上げた。
町内に約8千本、河津川沿いには約850本の河津桜が植わる。傘を手に河津川沿いの散策を楽しんだ兵庫県の60代女性は「桃かと思うぐらいのピンク色できれい。感動した」と声を弾ませた。
期間中は飲食を中心に約90軒が出店し、人力車の運行もある。また前回に続いて地震や豪雨で被災した能登半島支援を目的に「出張輪島朝市」(2月13~16日、21~24日、27日~3月2日、5~8日)を催す。
問い合わせは実行委事務局の町観光協会〈電0558(32)0290〉、開花情報はテレホンサービス〈電0558(34)1560〉へ。
