東伊豆町稲取温泉の早春の一大イベント「雛(ひな)のつるし飾りまつり」(稲取温泉旅館協同組合主催)が20日、稲取地区で開幕する。メイン会場の「文化公園 雛の館」と3カ所の協賛会場で合わせて約2万3千個を展示、公開する。開幕を控えた19日、雛の館で神事が執り行われ、関係者がまつりの盛況と伝統文化の継承を祈った。
雛のつるし飾りは、女児の健やかな成長を願って布で手作りした人形をひな壇の両脇につるす稲取独自の風習で、日本三大つるし飾りの一つ。江戸時代後期ごろには地域に根付いたとみられる。
発祥の地として伝統文化を発信する同まつりは29回目。同組合は3月31日までの期間中、来訪者5万人を目標に掲げる。神事の後、加藤晃太組合長は「作り手をどのように増やすか、全国各地でつるし飾りが見られるようになりオリジナル性を守るかといった課題が山積する。まつりが30回となる来年に向けて、町の皆さんと目線を合わせて議論をしていきたい」とあいさつした。
神事と合わせ東伊豆認定こども園の年長児、金指寧々花ちゃん(6)、内田咲菜ちゃん(6)をモデルに撮影会を実施した。2人は着物姿でつるし飾りを見上げ、お気に入りにそれぞれ「キンメダイ」と「おかたぐろ」を挙げて「かわいい」「きれい」と笑顔を見せた。
協賛会場は「なぶらとと」「収穫体験農園ふたつぼり」「八幡神社」。2月14日~3月8日は素盞鳴(すさのお)神社で「雛段飾り」を実施する。
問い合わせは同組合〈電0557(95)2901〉へ。
