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台風15号接近で賀茂地区各市町が高齢者避難、避難所開設など警戒強める

 台風15号は5日午後、伊豆半島を東西に横断した。台風接近に伴い賀茂地区各市町は全域に避難指示・高齢者等避難指示を出し、各所に避難所を開設するなどして住民の安全確保に当たった。午後4時現在で人的被害の情報はなく、西伊豆町でトタンが飛び、民家の窓ガラスが割れる被害があった他、各地で軽微な崩土、倒木が相次いだ。
 台風が接近し、各地の時間最大雨量は天城山で74ミリ、石廊崎で41ミリ、稲取で38ミリを記録。降り始めからの雨量は天城山で356ミリに達するなど各地は猛烈な雨に見舞われた。気象庁は伊豆地方に土砂災害警戒情報、大雨、洪水、暴風の各警報を発令。賀茂地区各市町は災害対策本部、情報収集体制などを敷き、警戒に当たった。避難所の避難者数は西伊豆町11人、南伊豆町2人の計13人だった。保育所・学校は多くが休園・休校措置を取った。
 交通関係では伊豆急線が全線で一時運転を見合わせ、河津下田道路が全線、国道135号、136、414号、県道下田松崎線などが一部区間で全面通行止めとなり、住民、観光客らの移動に影響が及んだ。
 伊豆急下田駅では、足止めをされた観光客らが疲れ切った表情でベンチや床に腰を下ろし、天気の回復、電車の運転再開を待った。大学のゼミ合宿の帰りに台風に遭遇したさいたま市の戸川翔平さん(21)は「運が悪いと思うしかないが、明日は予定があるので今日中には何とか帰りたい」と不安げに語った。

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