東伊豆町商工会青年部(加藤国光部長)は地域の各種団体と連携して9日、防災訓練を熱川温泉しおかぜ広場で実施した。部員ら23人が参加して、同広場のかまどベンチを活用した炊き出しや手回し・足こぎによる発電、熱川海岸からの車椅子での避難などを体験し、防災意識を高めた。
新たな視点や工夫を取り入れた防災訓練として企画し、同商工会女性部員、地元の奈良本区役員、熱川防災委員、地域おこし協力隊、下田青年会議所メンバー、町防災課職員の参加を得た。
かまどベンチではポリ袋を使った炊飯を試みて「洗い物を減らせる」「雨水でも湯煎が可能」といったポリ袋調理の利点を確認した。「かまどベンチで炭火を使う際には底上げが必要になる」「観光地なので多様な避難者が想定される。炊き出しの料理には宗教的な配慮が必要」という声も上がった。
海岸からの避難訓練では所要時間や経路の危険箇所をチェックし、誘導マークの整備、地図の視認性などの課題を共有した。
各種訓練で得た情報や課題は整理し、町や住民にも伝えることで防災意識向上につなげたい考え。加藤部長は「防災公園としてのしおかぜ広場を知ってほしい。今回の訓練を踏まえて地域防災の在り方を考えていきたい」と話した。
