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「黒船祭の奇跡」古時計動き出す 90年前、グルー米大使の贈り物―下田小・3日間のミステリー

 下田市の下田小で、故障中の約90年前に贈られた米国ゆかりの古時計が16~18日に行われた第86回黒船祭の期間中だけ動き、児童らの間で「黒船祭の奇跡」と話題になっている。
 
 同校の昇降口付近には1934年の第1回黒船祭で、ジョセフ・グルー米大使より贈られた振り子時計がある。長らく学校のシンボルとして時を刻み、同校にはグルー氏への感謝を込めた「大きな古時計」の替え歌もある。
 長年にわたって児童を見守ってきた時計は度々故障し、10年以上止まっていた。2013年に四丁目の小沢時計店が修繕し、再び動き出したが、24年ごろから再び調子が悪くなり、今年の4月には完全に停止したという。
 黒船祭初日の16日朝、渡辺柳一教頭が時計が動いているのを発見した。渡辺教頭は「触れてもいないのに、動いたので驚いた。そこで現在の時刻に合わせた」という。児童らの間でも「古時計が動いた」と話題になった。だが、黒船祭閉幕の18日、針は午後3時11分を指して止まった。
 同校は、時計の修理が可能か今後、検討するという。

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