伊豆市土肥地区で18日、第10回「土肥桜まつり」(市観光協会土肥支部主催)が開幕した。松原公園をメイン会場に2月5日まで、週末を中心に多彩なステージイベントや地場産品の販売などを繰り広げ、地域一帯で「日本で最も早咲き」とされる土肥桜をアピールする。
土肥桜はカンヒザクラ系の交配種で、花が釣り鐘状に咲くのが特徴。厳寒期に見頃を迎え、土肥温泉エリアに大小400本余りが植わる。同支部によると今季は例年よりやや遅めで、現在「咲き始め」。万福寺では二分咲き程度になっている。
紅種(濃いピンク色)と白種(薄紅がかった白色)の2種で同公園の他、丸山スポーツ公園、恋人岬、万福寺、土肥金山、大久保里山、港湾道路沿い・南小記念広場などで長期間、咲き続ける。
開幕に先立ち土肥金山では17日夜、ライトアップが始まった。50本ほどが植栽されている松原公園も期間終了まで、午後5~9時に桜のライトアップを初めて実施する。
開幕イベントでは静岡出身アイドルなどによるライブ、「二胡侍」の生演奏などを繰り広げ、盛り上がった。19日は和太鼓、グループサウンドなどを予定し、今後も毎週末にステージイベントを催す。
期間中はスタンプラリー、紙切り作家限定デザイン御朱印の授与、ボンネットバス「伊豆の踊子号」桜満喫ツアー(26日、2月2日)などを開催する。チラシ持参で景品を贈る「あたみ桜」との相互交流企画も実施中。
問い合わせは同支部〈電0558(98)1212〉へ。