伊東市池、伊豆急南大室台地区に来年2月、大型プールなどを備えたアクティビティ施設「水の家」がオープンする。サービス業のE20(イートゥエンティ)=本社・東京都世田谷区、塩谷純子社長(67)=が運営し、伊豆東海岸の観光やウオータースポーツの新拠点を目指す。関係者向けに28日、施設を公開した。
平屋の同施設は、屋根付きの屋上に25メートル×3レーンのスイミングプールと水深8メートルのダイビングプールを備える。プールはいずれも温水で、健康のための水泳から本格的なダイビングの練習までできる。地下にはサウナや源泉かけ流しの温泉もある。
ダイビングプールはダイビング指導者の利用を想定している。スイミングプールは誰でも利用でき、料金は1レーン1時間4千円。健康増進を目指す市民向けの月額制プラン「モーニングスイム」(午前8~10時、月1万8千円)も用意した。
ダイビングをこよなく愛する塩谷社長の「海をもっと多くの人に、安全に楽しんでほしい」との願いを込め、何度も潜りに訪れた伊豆・伊東の土地を購入して新築した。いずれは敷地内に宿泊施設も整備し、合宿利用も可能にしたい考えだ。塩谷社長は「水の家での体験を通じ、海の楽しさに気づいてほしい」と語る。
オープン時期は前後する可能性がある。利用は事前予約を勧めている。問い合わせは同施設〈電0557(52)6357〉へ。