南伊豆町青市の横山辰雄さん(76)宅で、コンクリートの隙間から生育した“ど根性バラ”が見頃を迎えている。赤とピンク色の小さな花が咲き誇り、訪れる人を魅了している。
横山さんは20年ほど前に鉢植えを購入し、駐車場に置いた。すると根がコンクリートの隙間に入り込んで大きく成長したことから、“ど根性バラ”と名付けた。つるは横15メートルのフェンス全体に伸び、今年も4センチほどの花を多数咲かせている。
横山さんによると、例年よりも10日ほど早く開花した。花の色や付きは良く、6月中旬ごろまで楽しめそうという。「毎週欠かさずに手入れした結果、今年もきれいに咲いた。バラが見た人の心の癒やしになれば幸い」と話した。