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不適切医師を公表―伊東市民病院

 伊東市の伊東市民病院は4日、患者の電子カルテ内に他医師や看護師が記載した内容を故意に削除する行為を繰り返した不適切職員(診療部医師)について、ホームページで公表した。同病院を運営する地域医療振興協会は医師に対し、5月7日付で県外他施設への異動を発令した。全ての患者に実害はないという。
 同病院によると、医師は2017年10月ごろから20年2月末までに、電子カルテ内の記載削除や不適切な記載を判明しているだけで59件行った。削除した内容は患者の禁忌・アレルギー情報の項目、検査歴グラフなどという。
 県や熱海保健所の立ち入り検査で電子カルテを全て確認し、削除者名が残ることから医師が故意に行ったことが分かった。医師は関与を一切否定しているという。不適切行為については県、熱海保健所から強い指導が2回あり、伊東市長からも医療安全確保の徹底について早急に実効性のある対策を講じるよう強い要請の文書も出されている。
 同病院は再三、注意・指導をしたが、医師から反省の言葉がなく、改善の見込みもないため、チーム医療を行うことは困難と判断したという。
 荒堀憲二管理者はホームページで関係の患者には知らせて謝罪したとし、再発防止に向けて「院内の職業倫理を含め職員教育の徹底、医療情報システム運用管理規定などの再点検を含め改善すべきところは改善し、安全管理を徹底する」とコメントした。
 小野達也市長は「公表された内容は事実。市として早急に安全確保の徹底を図るよう文書を出しているが、市民に不安を与えないようしっかりと指導していきたい」とコメントした。

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