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病院前周産期救急、消防が教育研修 対応能力向上へ初の取り組み 助産師講師に署員40人参加―熱海

 熱海市消防本部は、産科関連の傷病者救急対応能力向上を図るため18日、市いきいきプラザで「病院前周産期救急教育研修」を初めて行った。妊産婦や分娩(ぶんべん)などについて署員たちが理解を深めた。19日も同様に行い、合わせて約40人が参加する。
 周産期(出産前後の妊娠22週~生後7日未満)の搬送前から病院到着までの救急は、対応機会が少ない半面で重症度や緊急度が高いことが多いため、研修は適切な処置ができる知識と技術を習得するのを目的にした。助産師で看護師の水野有紀子さんを講師に招いて座学と実習を行い、初日は約20人が学んだ。
 水野さんは「救急隊の処置で赤ちゃん、お母さん、周りの方の人生が変わるかもしれない」と前置き、周産期の搬送や医療、妊産婦の交通外傷、切迫流産・早産、分娩対応、新生児蘇生、母子手帳の記録などを解説。「分娩時は感染予防をしっかりしてほしい」と求めた。
 実習は人形を使って自宅や救急車内でのさまざまな分娩を想定した。署員たちは「大丈夫ですよ」と優しく声を掛けながら赤ちゃんを取り上げる介助手技に挑んだ。水野さんは「必ず出生時間と場所を記録する」と強調した。
 市消防署の中村友紀指導救命士は「落ち着いて対応できるようにして母子ともに安全を確保したい」と話した。

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