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ダンコーエン・ボウルが半世紀以上の歴史に幕 来年2月28日に閉館―伊東

 伊東市竹の内のダンコーエン・ボウルが来年2月28日で閉館する。日本で唯一の手書きでスコアを付けるボウリング場として知られ、昭和の時代を感じさせるレトロな建物が市内から姿を消す。ボウリングブーム時代から半世紀以上にわたり、伊豆地区をはじめとする多くの愛好家に親しまれてきた施設の幕引きに惜しむ声が上がっている。

 同施設は1971(昭和46)年3月に「ゴールドレーンズ」という名で開業した。1、2階に各18レーン、計36レーンを備え、会議室やレストランを併設するボウリング場は全国的に珍しかった。県ボウリング場協会によると、現存するボウリング場では県内最古だという。
 手書きのスコア記入だけでなく、レーンも合成樹脂が主流となった中で木製レーンを守ってきた。しかし、古い建造物でレーン側に柱がない構造は耐震性に問題があり、オープンから使い続ける米国製のボウリング設備の部品調達も限界を迎え、閉館を決断した。
 運営する金剛商事の北岡ゆうこ社長は「機械が壊れても部品がない。代用してごまかしてきたが、施設が朽ち果てるまで見たくなかった。苦渋の決断だった」と苦しい胸の内を明かす。
 閉館後は来年4月から約1年かけて解体し、更地にする。その後について北岡社長は「人が集う施設だったので、憩いの場にできればと考えている。今から解体工事が終わるまでにじっくりと構想を練りたい」と語る。
リーグ戦窮地救う
 開業当初は営業開始から行列が途切れず、深夜2時まで営業したが、オイルショックによる不況で来館者が1日数組に減った。窮地を救ったのが、先代の北岡貴人社長が専務時代に米国を視察して取り入れたリーグ戦という仕組みだった。
 現在も59のリーグ戦が行われているが、最盛期は約150、会員のピークは3600人を数えた。リーグ戦の結果などを知らせる会報を、新聞折り込みで毎月4万部発行するまで復活したという。

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