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ニシキセタカガメ繁殖成功 絶滅寸前、原産国以外で初―河津・イズー

 河津町浜の体感型動物園「iZoo(イズー)」は3日、「ニシキセタカガメ」の繁殖に成功したと発表した。同日までに2頭の赤ちゃんを確認した。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅寸前に指定される国際希少種。飼育下での繁殖例は原産国インドの研究施設のみで、他国で成功した情報はないという。
 
 ニシキセタカガメは「地球上で最も美しい水生ガメ」とされる。同園では雄4頭、雌3頭を飼育し、8年がかりで繁殖に取り組んできた。甲長が雄は30センチ、雌は50センチほどと大きく、遊泳力が強いため、狭い水槽では繁殖が難しいと判断。原産国が同じで大型のワニ「インドガビアル」の展示場で、現地に近い環境で同居させてきた。
 4月29日に飼育員が赤ちゃん1頭を発見。他にもふ化した個体があるとみて砂場を探したところ、他の1頭と16個の卵を見つけた。卵は2個がふ化したあとの殻で、割れずに残っていた9個はふ化する可能性があることからふ卵器へと移した。
 赤ちゃんは甲長5・5センチで、性別は不明。バックヤードで飼育する。白輪剛史園長は「環境が適していたから飼育下でふ化までいったのではないか。海外の爬虫(はちゅう)類研究者からも注目される事象」と話した。

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