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災害時の倒木などによる電線への被害防止へ—伊豆

 災害時の倒木による電線等ライフラインの被害を防ぐため、県と東京電力パワーグリッドは協働して、予防伐採作業を伊豆市湯ケ島の国道414号で始めた。これまでの範囲を超えて予防的な伐採に取り組むことにより、災害時の緊急車両の通行確保や停電防止を図る。
 今後は他市町にも広める計画のため、現地見学会を20日に開いた。同市や沼津市、三島市、函南町、松崎町など7市町と県、NTTなどから約60人が参加。道の駅「天城越え」で説明を受けた後、作業を見学した。
 これまで、道路管理者は道路構造令に定める建築限界内の枝葉まで、電線類管理者は架線に直接影響する枝葉の伐採が原則だった。しかし、昨年の台風19号により発生した道路上への崩土・倒木は、多くが電力線の損傷を伴い、安全面から道路管理者だけでは復旧工事が行えず、交通開放が遅れ被災地域への迅速な復旧・支援の支障となった。
 共同で取り組むことにより、交通規制時間の短縮や交通整理の人手不足の解消、リスク情報の相互共有、東京電力所有のチップ化車両活用による処分費の縮減などの利点もあるという。県の酒井浩行危機対策課長は「昨年の台風15号では千葉で大規模な停電があった。風が吹いても電線に木が架からなければ停電は発生しない。関係自治体や電力事業者と一緒に取り組みたい」と話した。

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