• お知らせ
    令和9年4月採用・中途採用の社員を募集
  • お知らせ
    著作権について

ポイ捨て防止へ「ICTごみ箱」 収集量を可視化、観光客動向分析にも―伊豆市

 伊豆市の修善寺温泉4カ所に、ごみの収容量がスマートフォンで確認できる「ICT(情報通信技術)ごみ箱」が県内で初めて設置されている。オーバーツーリズムによる景観悪化対策として修善寺温泉旅館協同組合(森孝夫理事長)が導入した。ポイ捨て防止に加え、観光客の動向分析やごみの回収効率向上にも役立っている。

 観光庁の補助金事業「オーバーツーリズム未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」を活用し、筥(はこ)湯、御幸橋駐車場、あさば駐車場、滝下橋駐車場に設置した。可燃ごみと空き缶、ペットボトルを分別収集するもので、ごみ収容量を検知するセンサーが内蔵されている。専用のアプリでいつでもどこでも収容量を確認でき、ごみ収集業者には回収時期が自動的に通知される。
 森理事長によると、温泉街中心部から4、500メートル離れた御幸橋駐車場と滝下場駐車場のごみ箱がよく利用されているという。中心部にある店で扱うジュースやスイーツのごみが捨てられ、「購入した店の前で味わうのではなく、温泉街を巡りながら食べたい・飲みたい人がかなり多い」と分析する。専用アプリには曜日や時間別のごみ量データも蓄積され、「観光客の消費行動や動線が可視化され、商品展開や観光施策に生かせる」と語る。
 同組合によると、2024年の修善寺温泉宿泊者数は、コロナ禍前の19年を約2万人上回る約34万3千人だった。ごみのポイ捨てや路上喫煙といった弊害も出ているという。森理事長は「きれいな温泉街をつくりながら、観光客の消費や回遊を促す手だてを考えていきたい」と意気込む。

      社会

      最新記事

      伊豆新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      ニュースカレンダー

      お知らせ