解散に伴う伊東市議選(定数20)の告示まで6日で1週間を切り、立候補予定者の陣容がおおむね固まった。定数を10超過する30人の選挙戦となる公算が大きく、前回選と同人数の混戦が予想される。不信任決議と解散による異例の短期決戦ということもあり、告示日までに情勢が変化する可能性もある。
立候補予定者の事前審査を受けたのは31人だったが、1人は出馬を断念した。5日現在の地域別人数は宇佐美5、湯川2、松原1、玖須美3、鎌田3、岡4、荻3、川奈2、吉田1、富戸1、池1、八幡野3、赤沢1。党派別は公明3、維新1、共産1、れいわ1で、ほかに立憲民主や連合静岡の推薦を受ける人がいる。自民は公認を出さなかった。
新人は12人で伊東出身者は2人だけ。特に他県出身でここ5年ほどで移住した人が7人を占める。地縁や血縁に頼らない、従来とは異なった選挙戦が展開されるとみられる。
選挙戦では▽議会を解散した田久保真紀市長▽不信任を突きつけた前期市議会―の2者の是非が最大の争点になる。他に学校施設整備や移動支援、観光施設整備などを訴える候補者が多い。
30人が立候補すれば、前回選と並び平成以降の最多人数となる。
